バイクで単独事故を起こしてしまったとき思い出して欲しいこと

警視庁の事故統計によるとバイク事故で最も多いのは、ガードレールや電柱や建物に衝突してしまう単独事故になります。参考▶二輪車の交通死亡事故統計(2021年中) 警視庁

ライダーの身体は無事であったとしても、衝突事故で車にも増して車体が致命的になりやすいのがバイク。そのまま廃車になることもしばしば。突然の愛車の痛ましい姿に動揺を抑えることができないほどのショックを受けているときに、弱り目に祟り目でさらなる損失が生じることも・・・。

相手がいない単独事故で、あなた自身は無事で、バイクだけが動かない状態になってしまった事故のとき、思い出してほしいことがあります。

バイク事故を起こしたときの3つの対処法

事故の相手がいない単独事故でバイクが大破して動かなくなってしまった場合、次の3つの対処法があります。1つ目はレッカーを手配することです。2つ目は、保険会社に連絡をし対応してもらうこと。そして3つ目に関してはあまり知られていないかもしれません。それぞれの注意点があるので、順にご紹介していきましょう。

1.レッカーを手配する

レッカーの手配は自分で直接する以外はおおむね次の2つになります。
JAFや任意保険のロードサービスで手配をする方法が一つ。この場合入会金や年会費を払っている会員であれば、レッカー費用は無料です。
もう一つは警察がいる場合に、警察が手配したレッカーを利用しなければならないケースがあります。その場合は自分で依頼するのと同様にレッカー代がかかります。

レッカー代で30,000円~50,000円になるケースも

レッカー移動料金は距離が長くなるほど上がり、夜間や深夜の時間帯によっても加算されます。さらに高速を使った場合や狭小地での作業、エンジン事故のケースなど、さまざまな条件がかさなるとトータルコストは30,000円~50,000円になるケースも。
こんなときに痛すぎる出費はかないませんから、何はともあれ加入していないなら、必ず任意保険に入るようにしましよう。

2.保険会社に対応してもらう

加入している任意保険会社に連絡すればレッカーの手配から事故車の処理まで、何から何まで対応してもらえます。

しかしレッカーされるバイクは通常提携している修理工場へ持っていかれるため、もし自宅に運んでほしい場合は、そのように伝えることを忘れないようにしましょう。なぜなら後から自分の家に持ち帰りたいと思ってもその分の輸送費は別途かかってしまうからです。

無料引取処分は本当にお得?

例えばこうしたケースに起きやすいこととして、次のようなケースがあります。
保険会社が手配したレッカー車で運ばれた事故車が保険会社の見立てで「修理不可能」「廃車」となってしまったので、無料で引取処分するという連絡が保険会社からきました。しかしながら「無料で処分してくれるならありがたい」と思い込んでいると損をしてしまうかもしれません。

というのも、修理不可能な事故車であっても、不動車であっても高く買取してもらえる場合があるからです。

3.バイク買取店に直接きてもらう

買取してもらうかどうかの判断がつかない状態であっても、タイミングが合えば事故現場に買取業者を呼んでその場で査定してもらうことも可能です。
私たちは「修理して乗るべきか」それとも「廃車にするべきか」の判断を、そのとき買取業者の専門家に仰ぐこともでます。

しかし通常の買取ショップでは保険会社同様、一度持ち帰ってしまい、せいぜい無料引き取りを提案してくるに留まるようです。そのためその場で査定してくれるかどうかで変わるケースがあるのです。ですからもし問い合せをするなら、専門家が直接きてくれて、親身に考えてくれる、事故車・不動車に強いバイク買取バイクワンがおすすめしたいと思います。

事故で壊れたバイクにも価値はある!

さて、ここまで単独事故をおこしバイクが動かなくなったり、修理ができないくらい損壊したりしてしまった場合の対処方法について述べてきました。

一見すると完全に廃車だと思われても、工場によっては部品の取り寄せができるため修理可能なケースもあります。また無傷なパーツだけを取り外しパーツ単位で買取してもらえるケースもあります。そうなると、たとえ不動のバイクだったとしても必ずしも廃棄処分になるとは限りません。

ひいては「事故で壊れたバイクにも価値はある」ということです。

まとめ

相手がいない単独事故で、あなた自身は無事で、バイクだけが動かない状態になってしまったときバイクを移動するためレッカー車を早急に手配しなければなりません。

しかし一旦保険会社よりも、バイク買取会社に連絡し、現状での査定をしてもらうことも頭の片隅に入れて置くと良いかもしれません。買取をしてもらうかどうかは別として、場合によってはいきなりレッカー車を呼んだり保険会社に連絡したりする前に、買取業者に来てもらってからでも遅くはないでしょう。

愛車との突然の別れで傷ついた心。事故直後の動揺した状況だと冷静に判断ができず、気づきずらいことかもしれませんが、この情報もあなたの【バイク乗りの薬箱】の片隅にい入れておいてもらえれば幸いです。

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