バイクレーサーの収入はどのくらい?
バイクレーサーになるためには、厳しい道のりを歩む必要があります。
毎日の生活の中でバイクを運転するのは違い、レースの世界は非常にシビアだからです。
たくさんの人がプロレーサーに憧れて訓練していますので、その中で実力を認めてもらうのは簡単ではないのです。
また、実際にバイクレーサーになるには、難しい試験を受けてライセンスを取得する必要がありますし、チームに所属することも必要です。
その分、バイクレーサーとして成功した時のメリットは大きなものがあります。
収入という面では、トップレーサーともなれば年間で数億から数十億円という稼ぎを得ています。
これには、レースの賞金に加えて所属チームからの報酬、スポンサーからの収入といったものが含まれます。
レースで賞を獲得するごとにそれに見合ったボーナスが出ることがほとんどですので、勝ちを重ねるごとに報酬が増えていきます。
そして、スポンサーをどれだけ獲得できるかという点が大きな分岐点ともなります。
CMに出演するだけでなく、スポンサーロゴを着けて参戦したりすることでスポンサー料が支払われます。
チームから支払われる報酬が少ないとしても、スポンサーが多いレーサーは大きな額を稼げるわけです。
しかし、こうしたトップレーサーがいる一方で、稼ぐのが難しいバイクレーサーがいるのも事実です。
やはりレースで勝てないと報酬にはつながりませんし、人気が出ずにスポンサーが付かないとプラスアルファの収入もないからです。
そのため、レースに参戦しながらもアルバイトなどをしないといけないという人もいます。
このように、バイクレーサーは実力次第で大きく収入が変わってくるのです。
バイクレーサーの将来性について
バイクレーサーは、バイク産業そのものの動向によって大きく左右される職業です。
バイク業界が不振にあえぐようになると、巨額の資金が必要となるレース事業から撤退したり縮小したりするメーカーも出てきます。
そのためチーム所属のバイクレーサーは、バイク産業そのものの景気によって将来性が左右されるのです。
全体的な傾向としては、コロナ渦が終わってバイクの需要が伸びていることから、少なくても短中期としては安定していると考えられます。
公営オートレースのレーサーは、あまりこうしたバイク産業の景気には左右されません。
一定の人気があって賞金で稼ぐことができますので、実力次第というところが大きいでしょう。
デビューすることができれば、怪我に注意して参戦を続けることで長く収入を得られます。
一般レースより、競技を続けられる年数も長い傾向にある点もメリットです。
こうした点で、公営レースについては将来性のある分野と言えるでしょう。