世界最高峰の二輪レースと言えばスーパーバイク世界選手権
市販車バイクであるスーパーバイクを使って熱い戦いを繰り広げる、世界最高峰の二輪レースとして知られているのがスーパーバイク世界選手権です。
その名の通り世界の名だたるバイクメーカーチームが参加する屈指のレースで、例年多くのライダーを虜にしています。
例年開催されるこちらの二輪レースは、各バイクメーカーの腕の見せ所。
極端な話、売り上げに直結する超重要レースとして、多くのメーカーがこぞって参加しています。
日本バイクメーカーとして有名なホンダやヤマハ、カワサキをはじめ、ドイツのBMW、イタリアのドゥカティなども参戦。
このレースの為にニューマシンを開発発表するメーカーも多く、新型スーパーバイクのお披露目会ともなっています。
スーパーバイク世界選手権の仕組み
開催場所はその年によって異なり、世界各国あらゆるサーキットで開催されるのが特徴です。
レースは全部で3レースで、予選として行われるSuperpole、Race1、Race2と続きます。
Superpoleは本選に比べて周回数が少なめに設定されていますが、こちらのレースで転倒などのトラブルが起きた場合、本選には出場できません。
また上位9位までに入賞したライダーはその順位をキープしたままRace2に臨めるという特権があります。
短期集中レースの為全力での初めはする物の、丁寧に走らないとそもそも本選に出場できなくなるという厳しい仕組みです。
それぞれのレースで順位に合わせたポイントが獲得でき、全レースを通じて最もポイントを獲得したライダーが、その年のチャンピオンとなります。
ただ早く走るだけではなく、それぞれの国のコースに合わせたライディングスキルも必要な、非常にレベルの高い戦いと言えるでしょう。
公道を走れる一般バイクとは思えないパワフルさ
スーパーバイク世界選手権では必ず公道を走っても良いとされるバイクを使って参加をすることが義務づけられていますので、一般のライダーでも購入できます。
ですがそのパワーと機能性の高さはレース用のモデルに引けをとらず、パワフルで爽快な走りが可能です。
排気量はそれぞれ、2気筒の場合は1200cc、4気筒の場合は1000ccまでとされていますが、とてもそんな排気量ではない程のタフな走りを見せます。
それぞれのメーカーが例年全力の技術を詰め込んだマシンを発表しており、スーパーバイク好きなファンにとって天国のような場所です。
実際に走っている所を目の当たりにできるだけではなく、最後までどうなるかわからない白熱したレースを観戦できる楽しみもあります。
スーパーバイクの本気の走りを目に焼き付けてみたいというライダーにとって、ピッタリのレーススポットと言えるでしょう。