盗難防止にもなるバイク用簡易ガレージ

バイク用の簡易ガレージとは?

バイクを外に保管すると雨風が当たってしまいますし、簡単にバイクに触れることができるので盗難やいたずらのリスクが高まります。
そこで活用できるのが、バイク用の簡易ガレージです。
本格的なガレージのように完全に箱型になっている作りではなく、折りたたみ式のガレージのことです。
バイクを入れない時には片側に折りたたんでおくことができ、バイクを保管する時には蛇腹方式のカバーを下ろすことでバイク全体を覆える仕組みとなっています。

一般的なバイクカバーだと保管しない時は外に放置できませんが、簡易ガレージの場合は折りたたんだ状態で固定できますので、いちいちカバーを出し入れする必要がありません。
バイクを所定の位置に置いたら、蛇腹を広げるだけで済んで、わずか数秒で完全にバイクを覆えます。
しかもカバーだとバイク全体にかかるようにかける手間がありますが、それもなくてとても楽です。

簡易ガレージは、ベースとなる金属を地面に固定して、そこから金属製のフレームが取り付けられています。
そのフレームには防水効果のあるカバーが取り付けられています。
フレームが蛇腹の役割を果たし、スムーズに開閉できる作りが取られています。
フレームを広げてバイクを覆ったら、ベースとフレームを鍵で固定することもできるので防犯性も高いのも特徴です。

バイク用簡易ガレージを利用するメリット・デメリットとは?

簡易ガレージのメリットとしては、やはり簡単にバイクを覆えるという点でしょう。
大きなバイクにカバーをかけるのは結構な手間がかかるものですが、簡易ガレージなら蛇腹を広げるだけなので一人でもワンアクションで完了します。
風がある時はカバーが風を受けて膨らんでやりづらいものですが、そうした心配もありません。

このように簡単に雨風をしのげるというメリットの他に、防犯効果が高まるというメリットもあります。
何もしない状態はもちろん、カバーをしている状態でも泥棒は素早くカバーを外して盗んでいくことがあります。
しかし、簡易ガレージだとしっかりと覆われているという見た目の印象が強く、手を出しづらいのです。

一方で簡易ガレージはベースを固定しないといけませんので、集合住宅などに駐車しているケースでは利用できないというデメリットがあります。
またフレームの分、多少スペースを取りますので、カバーをかけるだけよりも広い場所でないといけません。
もう一つの注意点は、台風が来るなどして強風が吹いている時に簡易ガレージが飛ばされてしまう危険があるということです。
これはカバーをしていても同じなのですが、万が一飛ばされてしまった場合、金属製のフレームがある分、他の車や住宅にぶつかって破損させるなどの被害をもたらす危険があるのです。