肌への影響
バイク乗りがバイクを安全に心地よく楽しむために知っておきたいことはたくさんあります。
それは、バイクに乗る際の基本的なルールから、パーツに関する知識、さらには走り方のテクニック、
ツーリングのルート選びまで多岐にわたります。
しかし、そういったバイクに関する知識のなかでも、意外と見落としがちなものがあるのです。
それがバイク走行時の紫外線の影響です。
紫外線というと、一般的に夏の方が強いというイメージがあります。
たしかにそのとおりなのですが、1年のなかでもっとも紫外線が強くなるのは、
じつは真夏ではなく、5月頃の時期なのです。
つまり、それほど日差しが強くなく、まだ暑くもない時期であっても油断はできないということ。
これが紫外線の落とし穴なのです。イメージ的にそれほど紫外線が強いというイメージがないために、
ついつい対策をおろそかにしてしまい、結果的に日焼けをしてしまう、ということも少なくないのです。
紫外線対策をしよう
こういった紫外線の対策としては、UVカット効果のある衣類の活用などがあります。
バイクに乗るときには、転倒のさいのケガ防止のために、長袖の服を着ることが基本となっています。
バイク用のジャケットのなかにもUV加工された素材のものはありますから、
そういったものを有効に活用することが必要になります。
顔の日焼けについては、フルフェイスのヘルメットを使用することで解決できます。
フルフェイスヘルメットはUVカットの加工がなされたものがほとんどであるため、
きちんと着用していれば、日焼けをする心配位はまずないのです。
ただし、シールドを開けたまま走行した場合にはその部分だけが日焼けしてしまう、
などということもあるため、注意が必要です。
また、原付バイクなどフルフェイスのヘルメットでなくても走行可能な場合であっても、
長い距離を走る場合にはきちんとフルフェイスヘルメットを使用したほうがいいいでしょう。
紫外線というのは、たんに日焼けの原因となるだけではありません。
紫外線を浴び続けることは、肌のシミや皮膚がんの原因ともなりうるおそろしいものなのです。
女性は美容のために日焼けを気にすることがごく普通ですが、
男性の場合、そこまで気にせずに過ごしてしまうことが多いかもしれません。
しかし、健康面からも紫外線予防対策は必要なことなのです。